鹿児島県十島村

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十島村教育行政重点施策

十島村教育行政重点施策 ― 南北160km「心をつなぎ、気概に満ちた」十島の教育

十島村教育委員会は、南北160km「心をつなぎ、気概に満ちた」十島の教育を基本方針とし、七つの島の小・中学校が、それぞれの島の特色を活かすとともに、連携を深めながら、情熱あふれる教職員のもと、子どもたちの可能性を最大限引き出す教育活動の推進に努めています。

十島村教育行政重点施策(h29jutenshisaku.pdf/212KB/PDF形式)

十島村いじめ防止基本方針

十島村いじめ防止基本方針

十島村教育委員会は、いじめ防止対策推進法(平成25年法律第71号)を踏まえ、これまでのいじめ防止等の取組を再構築し、いじめ防止等に向けた対策を総合的かつ効果的に推進するための基本的な方針として、十島村いじめ防止基本方針を改定ました。

十島村いじめ防止基本方針(h29ijimekihon.pdf/195KB/PDF形式)

十島村山海留学制度

山海留学とは・・・

山海留学とは、本土の小学校や中学校から生活の場を移し、離島の小学校や中学校に通学し、学校教育を受けつつ、自然を受け入れ、自然のすばらしさ、きびしさを学ぶことで、生きる喜びや自信、経験の領域を広げることを目的とした制度です。

十島村では、山海留学制度を平成3年度よりスタートし、児童生徒を村内に受け入れることにより、地域や学校、教育の活性化を図ることや子どもが島で生活することで、豊かな自然に触れ、素朴な人情の温かさに接し、心の触れ合いの大切さを学び、元気でたくましい子どもを育てることを目的としています。

十島村山海留学の方針 ― 「潤いと感動と自信を」

十島村では、里親宅に同居して、家族同様の生活をしながら学校に通学する里親方式(ホームステイ)を基本的に行っており平成29年度からは、寮による受け入れも並行して行っております。里親の家族との生活を通して、地域に溶け込みやすく、素朴な人情の温かさに接し、心のふれ合いの大切さや人としての在り方も学びながら体得することができ、都会では得ることのできない体験ができます。

また、親元を離れてのさびしさや離島ならではの不自由な体験をすることで、自ずと感謝の心を培ったり、わがままな心をおさえ、がまんすることの大事さ(忍耐力)を身に付けたり、自分のことは自分で解決する自立心を養うことができます。

募集内容
対象学年 小学生から中学生まで
募集期間 対象学年であれば特に期間を設けておりません。
※年度途中でも募集を受け付けます。
受入期間 期間は1年とし、本人、保護者、里親の希望により更新を行うことができます。
応募方法 十島村教育委員会に山海留学希望者調書を郵送等で提出を行ってください。

応募条件 山海留学は留学生の意思が重要です。本人の意思を尊重し、強い意思で応募を行えること。
応募の流れ、留学経費

応募の流れ、留学経費につきましては、それぞれ下記PDFをご覧ください。

山海留学希望者情報
過去の留学生の受け入れ
(1)県内 鹿児島市・姶良市・薩摩川内市・出水市・いちき串木野市 など
(2)県外 東京都・神奈川県・茨城県・大阪府・兵庫県・愛知県・岐阜県・滋賀県・福岡県・佐賀県・熊本県・宮崎県 など
山海留学の経費等の助成

次の項目について村が助成をしています。

  • 留学地下見時の希望者本人のフェリー運賃(2等旅客運賃往復分)
  • 本留学時の留学生のフェリー運賃(2等旅客運賃往路分)
  • 留学に係るフェリー貨物運賃(限度額あり)
  • 転出する際のフェリー貨物運賃(限度額あり)
山海留学生として留学する特典など

山海留学生として留学することで「生きる力」や人間関係づくりなど多くのことを学ぶことができますが、合わせて留学生になると次のような特典もあります。

  • 海外派遣ホームステイ事業(渡航費は村が助成)の参加対象者になります。
    ※作文審査などを経て派遣留学生は決定されます。
  • 村の育英奨学金の貸与対象者(2年以上の在籍で村立の中学校を卒業した者もしくは卒業が対象)になり、定住等による償還免除の規定もあります。
  • 村合同の学校行事(修学旅行、職場体験など)を村が全額負担し実施しています。

十島村の学校(7校)

学校紹介

十島村には、7校の小・中学校があり、「生きる力を育む心豊かな人づくり」を基本方針とし、各島の特性にあった教育を行っている。学校では、小・中学生と教職員が家族的な雰囲気の中で、個別授業を主に異学年との合同授業や一人ひとりが主役となっての小・中合同の学校行事等を展開しています。

また、平成22年度よりインターネット環境を整備し、TV会議システムを利用した各島々をつないでの合同授業を行うことで、児童生徒は多様な考え方や意見を交換しあったり、研究授業や校内研修、TV会議授業などの活性を図ることで、教員の授業力向上も図っています。

TV会議を利用した研究授業風景
TV会議を利用した研究授業風景(写真)

口之島小・中学校
口之島小・中学校外観

学校は地域の北「向が丘」麓の太平洋を見下ろす高台にあり、雄大な前岳を望み、子どもたちと教職員が家庭的な雰囲気の中「一人ひとりが夢を育てることができある」学校づくりを目指しています。口之島の大自然の中で、島民との交流活動や農業体験、追い込み漁体験、口之島エイサー演舞など特色のある教育活動で子どもたちが活躍しています。

口之島小・中学校ホームページ

口之島小・中学校ブログ

中之島小・中学校
中之島小・中学校外観

雄大な御岳(979m)の麓に位置し、美しい花と小鳥のさえずりに包まれた学校です。家庭的な雰囲気の中、教児一体となり、「野鳥観察」「御岳登山」「びわ栽培」「御岳太鼓」など地域や小規模校の特色を最大限に生かした豊かな教育活動を展開しています。一人一人の成長に合わせた、きめ細かい学習指導や心の教育に努め、「生きる力」を育みます。

中之島小・中学校ホームページ

中之島小・中学校ブログ

諏訪之瀬島小・中学校
諏訪之瀬島小・中学校外観

『徳・知・体の調和のとれた人間性豊かで実践力と忍耐力のある児童生徒の育成』を目標に掲げ、楽しく活気あふれる学校づくりに努めています。体育大会や文化祭はもちろん、仕掛け網漁や一日遠足など。様々な行事を通して島民との交流も盛んであり、まさに「地域とともにある学校」といえます。

諏訪之瀬島小・中学校ホームページ

諏訪之瀬島小・中学校ブログ

平島小・中学校
平島小・中学校外観

学校と地域が一体となったスポーツ・レクリエーション大会や運動会などの学校行事は、島民みな「家族」という雰囲気を味あわせてくれます。環境教育の一環として、海岸清掃・漂着物調査、早朝クリーン活動、環境緑化等を実施し、文化面で20数年続く「平島太鼓」や平島ソーラン節、地域の伝統行事(カセダウチ、盆踊りなど)への積極的な参加が見られ、どれをとっても子どもたちが主役となって輝いています。

平島小・中学校ホームページ

平島小・中学校ブログ

悪石島小・中学校
悪石島小・中学校外観

無形文化財「ボゼ」をはじめとする様々な神行事の行われる神秘の島「悪石島」。児童生徒と教職員が家庭的な雰囲気の中で「極小規模校の特色を生かした教育活動」を展開しています。毎月第3金曜日には、太平洋戦争末期に悪石島付近で沈んだ「対馬丸」慰霊碑の清掃・焼香を行いながら、世界の平和と命の大切さを学んでいます。

悪石島小・中学校ホームページ

悪石島小・中学校ブログ

小宝島小・中学校
小宝島小・中学校外観

昭和63年4月、9年ぶりに再開校した。各学級では子どもたちが個に応じた学習指導によって着実に力を伸ばしています。少人数での学校行事は主体性を伸ばして、熱帯漁と泳ぐ水泳教室や総合的な学習の時間等の体験学習では自然の生命を大切に思う心を育みます。分校の子どもたちは、できた喜びを味わいながら日々成長しています。

小宝島小・中学校ホームページ

小宝島小・中学校ブログ

宝島小・中学校
宝島小・中学校外観

多くの伝説が残り、ロマンあふれるキャプテンキッドの島「宝島」で学ぶ子どもたちが、本校の主役であり、子どもたちのキラキラと輝く瞳は、トカラの海と空の色そのものです。農作業体験活動や高齢者とのふれあい活動などを通して地域に根ざした「子どもが主役」の学校づくりを目指し、学校・家庭・地域一体となった教育活動を推進しています。

宝島小・中学校ホームページ

宝島小・中学校ブログ

児童生徒の進路状況

十島村は、島内に高等学校はありません。そのため、中学校卒業は島を離れて上級学校へ進学することになります。

十島村は県内全ての高等学校を受験することができます。そのため進路指導も充実しております。

※県内からの山海留学生につきましては、県内受験の場合、工業系学区は、受験できますが、普通科を希望する場合は、保護者の居住している学区(所属学区)を受験することになります。

※県外からの山海留学生は、親元の高校を受験できるよう配慮しています。

海外ホームステイ事業

十島村では、児童・生徒に海外ホームステイが体験できる事業を実施しております。

ホームステイの時期は、夏休み期間中に実施し、年間5人程度を予定しております。

対象者につきましては、村内に住所を有する小学5年生以上の児童・生徒及び小学5年生から高校生で、村出身の子どもや山海留学生、保護者の転勤などで、いずれも3年以上在籍したことのある児童生徒が対象となります。

なお、事業実施後に提出していただく、「実績報告書」や体験記(含む写真)については、当ホームページにて掲載させていただく場合があります。

十島村海外派遣事業(toshima_homestayR5.pdf/162KB/PDF形式)

趣旨 本村有人7島にその生活の根拠を置き、そこに生きて学ぶ小・中学生及び本村の小・中学校に在籍(3年以上)したことのある小・中・高校生に、海外ホームステイを体験させることで、本村をより深く知り、本村を誇りとする生き方を培い、見聞を広めるとともに自立心の向上に寄与することを目的としている。

十島村教育委員会だより ~さわやかトカラ情報~

十島村就学援助制度

問い合わせ先

十島村教育委員会

担当部署 教育総務課

TEL 099-227-9771(代表)

FAX 099-227-9773

Mail toshima-ky@tokara.jp