
健康・医療
住民健診・特定健診と各種検診
村内では、4~6月頃に各島で年1回住民健康診査(住民健診)及び特定健康診査(特定健診)と5月頃に年1回定期船特別航海(別名:レントゲン検診)によるがん検診 ・ 骨粗しょう症検診を行っています。
住民健診・特定健診
住民健診では、身体測定・血圧測定・血液検査・尿検査などがあります。
本村では、19歳以上の住民の方を対象とした住民健診と合わせて、平成20年度より40歳から74歳までの国民健康保険加入者を対象に特定健診を実施しています。特定健診は、内臓脂肪型肥満(メタボリックシンドローム)に着目し、生活習慣に発症予防を目的とした健康診断です。
がん検診・他各種検(健)診
検診は、十島村の住民の方で対象年齢であれば受信できます。詳しい日程や料金等は、事前に世帯・個別通知・島内放送でお知らせします。
検診名 | 対象者  年度末3月31日時点の年齢 |
---|---|
肝炎ウイルス検診(B・C型) | 40歳の方で今まで肝炎ウイルス検診を受けたことがない方 |
肺がん検診(65歳以上は結核検診) | 19歳以上の方 |
大腸がん検診 | 19歳以上の方 (事務所等で受診する人などは除く) |
胃がん検診 | 40歳以上の方 |
乳がん検診 | 40歳以上の女性の方 |
子宮頸がん検診 | 20歳以上の女性の方 |
前立腺がん検診 | 40~74歳の男性の方 |
骨粗しょう症検診 | 40歳以上の方 |
歯周病検診 | 40・50・60・70 歳 |
肺がん・胃がん・乳がん・子宮頸がん検診と骨粗しょう症検診は、年1回の定期船特別航海便(通称:レントゲン検診)で行います。
前立腺がん検査は、住民健診(特定健診)の血液検査時に行います。検査日は診療所よりお知らせします。
大腸がん検診は、各島の住民健診(特定健診)の際に検体容器をお渡しします。
人間ドック等施設利用助成
当事業は人間ドック・脳ドック・がんドックの受診料の一部助成により、被保険者の意識向上とともに、住民の健康保持と健康増進に寄与し、もって健康で安心安全な村づくりの推進を図ることを目的としています。
対象者
国民健康保険被保険者・後期高齢者医療被保険者で、国保税・後期保険料の他、村税等を完納している世帯の方を対象にします。
助成額
- 1日ドックの場合:受診費用の半額(上限30,000円)
- 2日ドックの場合:受診費用の70%(上限50,000円)
利用方法
1. 住民課に利用申請書を提出(下記対象施設名を記入してください。)
2. 役場から利用券を受け取る。
3. 本人による病院との日程調整、予約を行う。(予約は利用券発行後にお願いいたします。)
4. 病院で人間ドック・脳ドック・がんドックを受診し支払い窓口にて助成額を差し引いた金額を支払う。
十島村の健康づくり
鹿児島県理学療法士協会と各島年1回運動機能向上教室を開催しています。詳しい日程等は、個別通知や島内放送でお知らせします。
食生活改善推進員
十島村食生活改善推進員連絡協議会は、十島村の島々の健康づくり推進のため、健康に関する啓発を行っています。
十島村には飲食店がないため、島のイベントや役場の事業で島をめぐる際には、推進員が中心となって食事提供にも尽力しています。
としまのうたストレッチ体操
平成8年に「十島の歌」に合わせて考案された「としまのうたストレッチ」という体操があります。この体操を令和3年に診療所看護師の協力のもと動画を作成しました。住民の皆様をはじめ十島村を愛する皆様の健康を応援しています!
としまのうたストレッチ(基本の体操)
予防接種(大人)
定期予防接種の案内及び予診票は、対象者の方に個別にお知らせします。
村外のかかりつけ医療機関で接種する場合は、住民課健康福祉室健康係にお知らせください。
定期予防接種
高齢者肺炎球菌ワクチン
【対象】
過去に23価肺炎球菌予防接種を受けたことがない人で十島村に住所を有する方
①65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方
②接種日において、60歳以上65歳未満で、心臓、じん臓又は呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活が極度に制限される程度の障害を有する人及びヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方
【自己負担額】
無料
【接種場所】
各島へき地診療所、鹿児島県医師会の定期予防接種相互乗り入れ医協力医療機関
風しん(風しんの追加的対策事業)
【対象】
昭和37年4月2日~昭和53年4月1日生まれの男性
【自己負担額】
無料
【接種場所】
各島へき地診療所、本事業に参加している医療機関等
任意予防接種
インフルエンザ
【対象(自己負担額)】
①満6か月以上~中学生の方(無料)
②高校生以上~65歳未満の方(2,000 円)
③65歳以上の方(無料)
④60歳以上であって、心臓、じん臓もしくは呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する方(無料)
【申込方法】
接種場所は、各島へき地診療所になります。接種時期になりましたら事前に接種希望申込書を各世帯に送付します。
帯状疱疹予防接種費用助成
【対象(自己負担額)】
本村の住民基本台帳に登録のある方で、接種時点で50歳以上の方
【助成内容】
予防接種に要する経費の2分の1とし、5,000円を上限とし、生ワクチンは1人につき1回、不活化ワクチンは1人につき2回を限度とします。
生活保護法による生活扶助を受けている者は、自己負担金額の金額を助成します(申請受付は、予防接種をした日の翌日から起算して3ヶ月以内のもの)。
【申込方法】
接種を希望される方は、住民か健康福祉室健康係までご連絡ください。
風しん
【対象(自己負担額)】
本村の住民基本台帳に登録のある方で、
①今後妊娠の可能性のある女性とその同居家族
②現在妊娠中の女性の同居家族
③昭和37年4月2日~平成2年4月1日生まれの人
※風しん罹患歴又予防接種歴のある者、妊娠中の女性及び現在妊娠している可能性のある女性は対象外になります。
【助成内容】
助成金の額は、6,000円とし、1人につき1回を限度とします。ただし、保険診療分は対象外です。
接種費用が6,000円に満たないときは、接種費用の額を限度とします(申請受付は、予防接種をした日の翌日から起算して3ヶ月以内のもの)。
【申込方法】
接種を希望される方は、住民課健康福祉室健康係までご連絡ください。
▶参考 鹿児島県風しん抗体検査情報
本村の各島へき地診療所も実施医療機関に登録しています(令和5年8月1日~)
https://www.pref.kagoshima.jp/ae06/kenko-fukushi/kenko-iryo/kansen/fuushin/koutaikensa.html
十島村の医療体制
本村の各島へき地診療所は、無床の島内唯一の医療機関です。月に2~3回医師派遣による巡回診療を行っており、看護師が常駐する体制で対応しています。受診が必要となった場合には、まず各診療所にご連絡ください。
各島医療機関
診療所名 | TEL |
---|---|
十島村立口之島へき地診療所 | 09912-2-2402 |
十島村立中之島へき地診療所 | 09912-2-2103 |
十島村立諏訪之瀬島へき地診療所 | 09912-2-2359 |
十島村立平島へき地診療所 | 09912-2-2010 |
十島村立悪石島へき地診療所 | 09912-3-2103 |
十島村立小宝島へき地診療所 | 09912-4-2006 |
十島村立宝島へき地診療所 | 09912-4-2101 |
十島村へ来島される方へ
発熱がある場合、まずはお近くの診療所へご連絡ください。既住症をお持ちの方で、長期滞在を予定される方は、診療所看護師にあらかじめ情報提供いただけることも大切かと思います。
救命措置が必要な場合、看護師や関係医師等との連携にてドクターヘリや自衛隊ヘリでの搬送を要請しますが、悪天候等によりただちに出動できない場合もありますのでご了知ください。
もちろん、来島時は保険証や服用中のお薬をお忘れないようお願いします。
住民医療費助成
住民医療費助成は、十島村住民に対し医療費の助成を行うことにより健康保持と医療費自己負担分の軽減を図ることを目的として行われています。
保険給付を受けた日の属する月の翌月から起算して6ケ月以内に領収書を添付して申請してください。
対象者について
対象者については、本村に住所を定めてから2年以上経過した者等の条件が必要です。
また、所得金額等で基礎控除額が異なります。(次の表のとおり)
所得金額の範囲 | 基礎控除額 |
---|---|
0円~30万円未満 | 5,000円 |
30万円~50万円未満 | 6,000円 |
50万円~70万円未満 | 7,000円 |
70万円~100万円未満 | 8,000円 |
100万円~130万円未満 | 10,000円 |
130万円~160万円未満 | 15,000円 |
※所得金額が160万円以上の方は、助成非該当(所得オーバー)になります。
(注)
1. 所得金額は、当該世帯にかかる前年の総所得金額等の合計額から被保険者1人について5万円を控除した額になります。
2. 8月診療月分~翌年7月診療月分までの1年間が同じ基礎控除額となります。
3. 医療費助成の対象については、保険点数医療費のみが対象となりますので、入院の際の食事代・衣服代・部屋代等は含まれません。
注意事項
医療費助成の支給までには、高額療養費等の計算含め4~5ヶ月係ります。(レセプト等の状況により、5ヶ月以上係る場合もございますので、ご了承ください。)
申請については、領収書の添付がなければ支給できませんので、ご注意ください。
ひとり親家庭医療費助成
ひとり親家庭医療費助成 >> ダウンロード(hitorioya.pdf/18KB/PDF形式)
※PDFファイルが新しいウィンドウで開きます。
再編関連訓練移転等交付金基金事業
駐留軍等の再編による住民の生活の安定に及ぼす影響の増加に配慮することが必要と認められる防衛施設の周辺地域における住民の生活の利便性の向上及び産業の振興並びに当該周辺地域を含む地域の一体的な発展に寄与するための特別の措置等を講じ、もって駐留軍等の再編の円滑な実施に資することを目的として交付されています。十島村においては、令和2年度に臥蛇島において訓練が行われたため、再編関連訓練移転交付金が交付されました。
【再編関連訓練移転等交付金基金事業】
・事業の目的及び内容
十島村住民に対し医療費の助成を長期的に行うことにより、住民の健康保持と健康の向上に寄与し、住民の医療費負担の軽減を図ることを目的とする。
・事業の始期及び終期
令和4年度〜令和8年度
・事業に要する経費の総額
12,576千円
・交付を受けた交付金の額
12,573千円